X-15A

MPM 1/72

X-15A前

X-15はNACA(NASAの前身組織)が極超音速域(マッハ5近辺を指す)突破を狙ったロケット機で、非公式ながら速度がマッハ6.77、高度が107960mの記録を持つ唯一無比の存在です。

X-15A後ろ

で、このX-15Aはその初号機に当たるモノ。記録こそ2号機のX-15A-2に譲りましたが、後半からは翼端に各種センサー・カメラポッド、宇宙塵収集ポッドをつけ、前部胴体下面に光学・紫外線カメラを取り付け高々度/高速偵察機のテストベッドに使われました。マーキュリーやアポロ計画、SR-71やU-2の偵察機器に役立ちました。

X-15A後方から

初号機の方はチェコの簡易整形メーカーMPMのキットを使用しました。簡易整形にしては良く出来ていると思います。しかし、さすがに抜けきれないのか、足回りはひ弱そうですし、垂直尾翼周りは合いが悪く、すりあわせが必要です。さすがにしました、すりあわせ。

X-15A前方より

特筆すべきはデカールです。かなり出来がいいです。このキットデカール。台紙からの離れも早く、薄いのに透けない。黒字の上からの白や黄色なので正直、透けるだろうと諦めていたのですが。密着性も非常に高く半ツヤの上でもぴったりくっついてくれました。

X-15A&X-15A-2

一緒に作った2号機と並べての記念撮影です。胴体を延長した2号機との違いがわかると思います。同じ機体ながら胴体の長さや色の違いでずいぶんと印象が変わりますね。

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