X-15A-2
モノグラム 1/72
X-15A-2はX-15の二号機にあたり、それぞれの記録を塗り替えたのはこの機体です。
1962年11月9日の事故を契機に二号機はスクラムジェット搭載を決め、液体水素タンクの追加の為の胴体延長、風防の強化と共にガラスの形の変更(後に冷却用塗装のため、視界を失われるのを防ぐために片方の窓にはシャッタ-が取り付けられる)、飛行距離を伸ばすために増加タンクを追加などの改造が行われました。
しかし、肝心のスクラムジェットは結局使わずじまい(ダミーのモノをつり下げたことはあったが)、冷却塗装の方は機体にダメージを与えるわ、増加タンクを装備しての飛行は計6回に過ぎないわで、この改造、果たして必要だったのかよくわかりません。
二号機の方はモノグラムのキットを使いました。今回(2006年)の再販分ではなく、なんか中古屋やら、ネットで買いあさった機体の一つです。せっかく買いあさったのだから一つくらい作った方がいいですよね?
モノのキットもMPMも二号機を再現していますから、ストレートに組めば問題ないです。細部の出来はさすがモノグラムです。
デカールはMPMのキットのこの白バージョンのモノも添付されているので、重宝しました。本体はモノグラムですが、燃料タンクは好みでMPMのものを、キャノピー部品もMPM桃のを引っ張ってきました。座席というかコクピット内部も実は交換しているのですが、悲しいかな、この窓の広さだと中はどうやっても見えません。
仲良く記念撮影。二号機はこの塗装で飛んだのは数えるほどしかなく、X-15=黒、というイメージは崩れないのですが、白塗装のX-15と黒塗装のX-15が並ぶというのは模型ならではの楽しみだと思います。