MAZDA 787B(マツダ787B)
タミヤ 1/24
<MAZDA 787B(マツダ787B)概要>
日本の自動車産業で各メーカーそれぞれの特徴をを持ち、狭い国土でこれほどの数の自動車産業が存在するのも珍しいのですが、その特徴で世界唯一である量産のロータリーエンジンを持つのがマツダです。
そのロータリーエンジンで唯一、さらに日本の自動車メーカーでも唯一、長い歴史を持つモータースポーツの最高峰ル・マン24時間で1991年の総合優勝をしたのが、このカーナンバー55の787Bです。
レギュレーション改定による最後のチャンスとなった年に優勝できたというドラマティックなレースでした。ドライバーはB.ガショー、J.ハーバート、V.バイドラーの3名。いずれもF1の経験者で、ハーバートは最後は脱水症状を起こしながらの優勝でした。
その後、日本のバブル崩壊とマツダ本社の経営悪化もあり、マツダはレースから撤退します。
<MAZDA 787B(マツダ787B)の製作>
何度か作ろうとしたのですが、デカールの段差消しに躊躇し、避けていたこのタミヤの787B。もしかしたら出来るかもしれないと思い、製作を始めることにしました。
1990年代初頭のキットですが、さすがにタミヤです。パーツが細かく分かれていますが、パーツそのものはぴったりと合う精度。一応、仮組はしましたが問題ないので、そのままヒケやパーティングラインの処理を始めました。
塗装はクレオスのサファリオレンジとデイトナグリーンをまんま使いましたが、グリーンはもうちょっと明るい方が良かったみたいです。デカールは白い破線を貼ってからスポンサーロゴを貼ります。カルトグラフ製のデカールなので余白もないし、印刷も綺麗だし、クリアーの研ぎ出しにも強いしでいいことずくめです。その後、車塗装用のクリアーの缶スプレーから塗料を取り出してエアブラシで塗膜を作ります。車用塗料は塗膜が強く、塗装面も強いので研ぎ出しには最適です。
研ぎ出しはクリアーを吹く度、サンドペーパーでならしてゆき、最後はタミヤの3種類のコンパウンドで磨き上げ、ワックスで仕上げました。
製作記は「1/20マツダ787B製作現場」です。
<MAZDA 787B(マツダ787B)の製作を終えて>
いざ作ってみると、タミヤキットのストレスのないキットのせいか、思っていたより楽に作ることが出来ました。エンジンカウルとボディの接合なんかはほんとぴたりですしね。
今回はタミヤの3種類のコンパウンドを使ってみましたが、思ってた以上にぴかぴかに仕上がりました。撮影の都合上写りこむ対象物がないので、妙にのぺっとしていますが、実際は相当ぴかぴかしております。今まで作った車では一番の光沢がえられたのではないかと。いろんなコツが有るんだなと今回もまた勉強させていただきましたわ。
しかし、このマシンほんと平べったいです。今まで作ったフェラーリ達よりも車高が低いですな。