シン・ゴジラ (2016年8月15日)
あんまし、最近おくびにも出さないし、上には上もいるし、それに関して相変わらずの情熱を持っているわけでもないので、熱く語ることもしないのだが、本当は怪獣大好きでウルトラシリーズの怪獣、レオあたりまでは全部覚えていたし、ゴジラシリーズもメカゴジラの逆襲までは大好きでした。ウルトラシリーズも断然、怪獣や宇宙人の方が好きで。あ、ウルトラマンたちも宇宙人ですが。
84年ゴジラは劇場まで行きましたが、それ以降の平成ゴジラは松井が出演したメカゴジラを付き合いで見た以外見ていません。上記のように熱がない自分が見てグダグダってもなというのもありましたが、やはり時代とのミスマッチが大きかったように思います。
総進撃やミニラが時代とマッチしていたかと思うと、いささかどころではないものもあるのですが。
で、今回のゴジラ。庵野さん監督ってのもありますが、予告編見た時にビビッときました。ああ、今回のゴジラは必要とされているんだなって。展開は上辺だけ見ると不況や311をはじめとする国難というか困難な状況だけど、日本人は団結して知恵を出し合えばどんな困難も乗り越えられる的なものです。しかし、ゴジラという人災的な天災に遅れに遅れ、見当違いな対処と解決を図ろうとする政府や役人たち。結局基本的には無力な自衛隊(今回はスーパー兵器無しなので)。クライマックス後の東京駅のシーンなんて現状ですよね、原子力の。リアルなディティールだけにその辺も浮き彫りにされているのですが、だからといって批判精神だけではなく一級の娯楽作品として派手なシーンてんこ盛り。オタク心もくすぐるシーンてんこ盛りで。自分的娯楽バランス感覚にも非常にマッチして楽しめましたとさ。ああ、色んな意味でのバランスなんだよな。安定したやじろべえという意味ではなく、なんか今にも倒れそうで倒れないッて感じの。いろんなこと内包していろんな事考えながら楽しめるってのがホントの娯楽なんだよね。
そいや、アメリカ版のイグアナも見てたっけな。
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