文明崩壊 (2014年7月29日)

文明崩壊
「銃・鉄・病原菌」のジャレド・ダイアモンドさんのその続編的というか更に細かいところを検証してみましょう的な本。ちと環境問題に焦点あて過ぎな感じもあるが、人類と地球環境破壊は切っても切れないものであるので...というか、生物の存在自体が地球環境と密接に関わっていて、人類という種があまりにも破壊しすぎるのかもしれない。
で、いわゆる少数民族から今の先進国に至るまで狩猟から安定した作物(家畜)を手に入れ、食物の安定供給、増産。それに伴う人口増加。食料、エネルギー不足、森の開墾。地力がなくなり水不足または氾濫。治水。しばらく上手くいくがまた人口増加で繰り返し。他の土地を奪うための戦争。または、その手段がない場合その地を捨てるか全滅。
前作に続き、民族種族の優劣があるわけではなくたまたまその土地にいたというだけのものだという民族主義者やナショナリストは激怒するに違いないが作者の言う自分の立場は「冷静な中庸」であるというのに激しく同意。

この記事のタグ:

Wrote by ぷー /コメント (0)

コメント

コメント記入欄




保存しますか?



画像の中に見える文字を入力してください。

表示切替:スマートフォンスマートフォン | PCPC
▲ ページトップへ