銃・病原体・鉄 (2013年12月 6日)

銃・病原菌・鉄
なんか、本屋で並んでいるのを見て面白そうだなと思いつつ値段が高いのでスルーしていたのだが、うちの師匠が中古で買ってきていたので借りてきました。
タイトルからもわかるけど西洋がなぜ抜きん出て世界を支配したかという本にみえますが、実際は人種や民族差別に対する徹底的な反レイシズムの本だと感じました。
人間は人種や民族の能力ではなく、土地とそこにある食べ物、大陸の方向性でそれぞれ最も有利な生き方を選んだだけである。という結論。
文化人類学もまっつぁおな理屈だが、この考え方は面白いな。二酸化炭素と酸素の成分比で生物が大絶滅していったという説と同じくらい面白い。
こういう時間軸でのダイナミズムは面白いのだけどな。レイシズムの人たちにはひどく気分を害されるものに違いない。だってさ、優秀である人種や民族が実はたまたまそこにいただけだから、たまたま先祖がそこに行き着いただけだったからだというたまたまの理論がまかり通ると神に選ばれし民なんて成り立たないもんな。
ダイヤモンド教授、面白い本をありがとう。

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