広島原爆-8時15分投下の意味- (2010年9月21日)
奥さんが図書館に行くついでに借りてきたもの。
表題の通り、確かになぜ8時15分だったのか?と問われるとたまたまだったんじゃないか?8時頃投下っていうくらいのものじゃないかと思っていたのだが、原爆投下作戦で、場所や日付は変更が結構あるのだけど、時間だけは変更がなかったことが作者が調べていくうちに分かってきて、8時15分ということのこだわらなければならない意味を調べていくと・・・てな感じの本。
結局は最初の原爆での被害状況を正確に知りたいということで当時の日本人の「出来るだけ」戸外に出ている状況。朝の朝礼時が一番だと8時から8時30分の間。それで決まったらしい。というのは作者の推測。明確な資料は公開されていないからだ。
長崎が11時5分だったのは当初の目標が小倉だったから。小倉上空にはちゃんと8時15分に到着していた。
新型兵器の効果測定という意味ではそうだなと思えるし、米国国内でもプロトニウムの人体実験が行われていたことを見るに、放射能による影響も当然調べたかったのであろう。
本土決戦による米兵の死者が数万に及ぶということを避けるためという理屈は戦後の話、当時、米国としては真珠湾やバターンでのやり口を見て日本人のことを野獣程度にしか見ていなかったことから原爆投下作戦も行われたのではないかと作者は想像している。
ナチスドイツが原爆開発をしていることに対してアインシュタインを初めとする物理学者達の進言により、マンハッタン計画が始まったことはどっかに飛んで行ってるのは気のせいだったのか?
広島の原爆資料館の展示方法については確かに作者の言っていることは分かるな。
しかし、表題や図表の入れ方、引用文の入れ方がいい加減で読みにくい本でありました。
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