リダクテッド (2009年9月23日)
デ・パルマの最新作。
洋画不振の中ひっそり公開され、ひっそりとDVD でレンタルされていた。
2006年7月サマワで起きた米陸軍兵士による少女の強姦事件を元にしたフェイクストーリー。しかし、フェイクとは思えないと思うくらい、戦争映画って記録映像と呼ばれるモノのイメージで作られているのだろうと思った。
リアルかリアルじゃないって所はこの映画じゃあまり問題なくて、むしろその不条理さがリアルなんだと思う。
やはり、100%正当化される戦争は存在しないわけで。全員が戦時下での規律を守れれば、逆にいや戦争そのものが起こりえないわけで。正義感ってのがいかにあやふやかと。出てくる兵士、状況、報道それぞれがかみ合っていなく、それが逆に現実感をいやがおうにも醸し出しているわけで。こないだのロメロの新作に通ずるモノがありますね。
デ・パルマの真意がどこにあるにせよ、良い映画だと思います。
この記事のタグ: 戦争
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