獣の数字 (2009年1月13日)
ハインライン末期の作品。正直、面白くない。僕みたいにほぼ、ハインラインを読んでいてコンプ気分がある人にはいいが、それ以外の人には絶対お勧めできないな。
ストーリーは破綻気味だし、無駄な台詞は多いし、キャラクターの性格設定がよく分からない。それ以前に未来史シリーズのラザロス・ロングに全く興味がわかないからなあ。
裸族はすばらしいってのと性の垣根は取り払われるべきってのと、ハインラインらしい自由主義が根幹だとは思うが、それが性の解放、人間の解放に向かわれすぎではないかとまだ、若造の僕は思ってしまう。
しかし、ハインラインそのものは面白いモノが多いので(初期のジュビナイルや夏への扉、個人的にはパペットマスター)それがこの作品で損なわれるモノではないです。夏への扉を久しぶりに読んでみるかな?
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