タフの方舟 (2008年2月27日)
氷と炎の歌シリーズ(エピックファンタジー)が米国では大ヒット中のジョージ・R・R・マーティンが描いたタフの短編集。
あらゆる宇宙生命の遺伝子を詰め込んだ胚種船を駆って問題を解決していくタフだが、主軸となるストーリー展開やSFらしいアイデアはもちろん、キャラクターの設定の面白さにこの作品は集約されるだろう。巨体で腹がでっぷりと出ていて、顔が長く無毛で真っ白な肌。ベジタリアンで猫好き。妙に話し方は丁重なのだけど、融通が利かない。なんかこれだけだと魅力なさげなキャラなんだけど、これが物語上で動き出すと、面白いんだなあ。物語におけるキャラクター造形の重要さをこれほどまでに感じる作品は久しぶりです。
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