エヴァンゲリヲン新劇場版:序 (2007年9月 5日)
正直、多大な期待をしていなかった今回の劇場版。しかし、公開当日が映画の日で休みでもあったので、ついつい行ってしまった。期待半分、おそれ半分で。
良かったです。クオリティ高いですよ、全然。旧作の作画は使っているけど、映画のサイズに直すためにアニメーション部分はほぼ全面描き直しだし(デジタルペイントになっているからね)、背景も全面。エヴァのお話は前半部分は特に問題ない出来なので、お話の骨格は変わらない分、「映画」のためにゴージャスになった印象。とにかく情報量が多いし、それに圧倒されつつ楽しめるかという試金石みたいなところがあって、エヴァの真骨頂はそこのもあると自覚している自分にはとても気持ちが良く、最低もう一度劇場のスクリーンで観てみたいと思うものでした。これ、家のTVとか、パソコンで観ると魅力半減しますよ。全体的に暗めのトーンだし。細部のディティール(絵的な所だけじゃなく)もおそらく飛んでしまうだろうし。前回のエヴァのいいところも悪いところも好きな人にはお勧めだと思います。
僕はほぼ無条件降伏でした。庵野さん、なんだかんだといっても凄いや。
予告見る限り、次回作はもっと盛り上がりそう。エヴァ五号機、六号機?
やれ、金儲けのコマーシャリズムだけのモノだとか、TV版のとほとんど変わりないとかいっている人がいますが、映画の日に公開初日に行っている人はそのコマーシャリズムに乗ってしまっている最たる人だと思います。お金儲けって当たり前じゃないですかねえ。ボランティアでやっていることじゃないですから。さすがにまともに1800円払う気はありませんが<エヴァに限らず。レイトなり、前売り買うなどすれば定価を払わずにすみます。映画の基本料金設定はちと高すぎ。大体、その人にあった自分なりの傑作なんてそう会えるモノじゃないのだから無難にするなら映画館なんていかないことですよ。行けば行くほど「損した!」率が上がるモノですから。映画に限らずですけどね。流行りモノについていかねばという意志が強いなら「損した!」って言うこと自体に価値があるのだと思うのですけどね。
TV版との違いがわからない人は目に節穴があるとしか思えません。TV版が好きな人はそれはそれでいいんじゃないかと思います。リメイクがそれこそ、万人に受け入れられるはずがありませんからね。僕自身はTV版も前回の映画版も今回のバージョンもそれぞれ好きです。
この記事のタグ: エヴァンゲリヲン
Wrote by ぷー /コメント (0)
コメント
コメント記入欄