沈黙 (2007年6月26日)
遠藤周作の作品。
クリスチャンらしい遠藤の作品。さすがに文学であり、読んでいる最中もそうだが、読後にずしんとくる。
島原の乱以降で基督教徒狩りがいっそう激しくなった長崎で、それでも布教活動をしようとするポルトガルの宣教師が出逢う出来事。
「神は存在するのか、それならばなぜに何が起ころうとも沈黙しているのか?」という宗教の根本に投げかける問題であり、それに遠藤なりの答えを出している。クリスチャンでなくとも、これは非常にに重要なテーマであり、具体的な宗教観を持たない日本人も人生に一度くらいは考えてみてもいいんじゃないかというテーマである。<ワシも含めて。
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