歓喜の島 (2006年11月19日)

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ドン・ウィンズロウのハードボイルド小説。
ドン・ウィンズロウといえばニール君シリーズなんだが、これは1958年の年の瀬、ニューヨークを舞台にした一編である。
評価はいまいちのようであるが、個人的には良く出来ていると思う。当時のニューヨークやジャズ音楽、アメフトの描写なんかはかなり、ちんぷんかんぷんなのだけど、いつもの会話のテンポの良さ、ストーリー展開の巧妙さ、そしてなんといってもキャラクターの作りが相変わらず上手い。
最後に「男が守るべきものは愛しかない」みたいなくっさいせりふが出てくるのだけど、これが十分問題なく入ってくるから、さすがだな。

ニール君シリーズ第一弾「ストリートキッズ」も2008年映画公開に向けて進行中だとか。スゲーいい話だからなあ。変な映画にしちゃいかんぜよ。

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