悪役1号 (2005年8月26日)
兵器オタクで有名なミヤさんがMGの創刊当初、連載していた「雑想ノート」。その中で登場した悪役1号は中学生の僕を「こんな戦車あるんだ」とだまくらかすぐらいに良くできたデザインの架空戦車でした。その後ゼネプロ(今のガイナックス)が、これまたMG創刊当初から付録で付いていたペーパーークラフトに悪役1号が付いていて、なけなしのお小遣いでMGを購入(当時も今も雑誌は立ち読みがデフォルトです)していた思い出があります。
そんなとうていガレキレベルでしかでないようなキットが、とうとうインジェクションキットで出ました。紅ブタのサボイアはまだ、「映画」のネタとしてあり得なくもないキットでしたが、これは趣が違います。ウェーブの「装甲強化服」並みの驚きです。
出来は凄いです。プラモというのは箱を開けたときのわくわく感とランナーパーツを眺めたり、組み立て説明書を眺めたときに「作りて~」と思うキットが優秀なキットだと思います。今回のこれはまさにそのようなキット。キットの出来云々ではないんですよね。出来よくても田宮の1/32ジェット機はパーツを眺めているだけで十分だし、最近のハセのキットは「ふ~ん」て感じで眺めてしまっちゃいます。バンダイのキットも作りは(はめ込み)はしますが、それ以上に至るのはまれです。たかがマスプロ商品なのにそんな違いが出てくるなんてところがプラモの面白いところです。
だいぶ前に出ていたのですが、そのときはスルーしました。が、速攻で売り切れ。2回目入荷もすぐ売り切れたので今回はお買い上げしておきました。タムタムは3割引なのでお得です。
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