魔術師ベルガラス (2005年7月23日)

もしかしたら指輪物語よりも好きかもしれない、ベルガリアード物語(より聖騎士スパーホークシリーズの方が好きなのだが)の前章に当たる話が今回出た魔術師ベルガラス。
ベルガラスの語りでベルガリアード物語の主人公ガリオンの誕生までを描くみたいだが、相変わらずのキャラクター造形とストーリーのテンポの良さはさすが、エディングスである。

ベルガリアードの続きマロリオンの大団円後、ガリオンがベルガラスにことに至った顛末を話してくれと迫るところから物語が始まって、ベルガリアードの最初に戻る。ガリオンの物語、最大のテーマ「歴史は繰りかえす」を小説そのものがループ構造になってそれを体現しているかのごとく。
エディングス夫妻が最初からこういう構想で作っていたとすると、脱帽ものだ。

しかし、身近なところでアクロバティックな演出で見事に決着をつける豪腕をみているものからしては、エディングスも実は・・・とか思うのだが、書き下ろし小説と連載漫画じゃ違うからなあ。

なんにしろ、面白い作品ならいうことなしです!今回も続きが期待値大。

この記事のタグ: エディングス, ファンタジー

Wrote by ぷー /コメント (0)

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