特定郵便局 (2005年6月14日)

局長の奥さん方が郵政民営化に反対してデモをやったみたいだ。
おそろいで白い服を着て「清潔さ」をアピールしたみたいである。

が、この特定郵便局ってのがくせ者で、いわゆる街の郵便局なのだが、なぜ~か世襲制になっているのである。おまけに局長は国家公務員”扱い”。郵便局の建物は局長の自宅扱いになっているので国家が「家賃」を払っている。<郵便局として貸してくださいという名目。
当然、一般の人が局長になれるわけはない。いわゆる郵政利権の一つである。野中広務氏はその郵政族のドンだ。
小泉首相と野中氏は犬猿の仲。小泉首相は郵政民営化によるスリム化は半分くらいどうでも良いことで、郵政利権をかっすめようという腹。
郵便局絡みには自民党支持者が多く、自民党内にも郵政族が多い。年金も郵政が扱っているし、道路公団がどぶに捨てた金も郵便局から流れた。

そこにどっぷりとつかっている奥様方のデモ行進なんて、すげえ薄っぺらいモノに見えるのは俺だけだろうか?
まあ、相当浮世離れした生活でもしてるんだろうな。それとも、相当の危機感だとするとマジで小泉さんが利権をかっさらう危険が出てきたから?

ちなみにうちのじいさんもその利権(特定郵便局局長)を持っていたらしいが譲ったらしい。面倒だからって。
まかり間違えば俺も「局長」だった訳ね。

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Wrote by ぷー /コメント (2)

コメント

特権階級が存在すること自体はいいんだと思うんですよねぇ。
というか、これも社会構造のひとつだと思うんです。
ある意味政治家なんてその最たるものですから、
それを否定するこは出来ないんですよねぇ。

誰もが平等だとかいう社会主義的な思考は
競争(企業努力とか)を奪って世の中が進歩しなくなるし。

問題なのはその特権階級が保身にやっきになっちゃうことなんでしょうねぇ。
特権を慈善に使ったり社会貢献に益していればいいかと。

例えば大企業が文化支援のために劇場を作って運営したり、
世界有数のオケ来日の奨励をしたりとかみたいに。

そんな風に思いますぅー。

投稿者 あっしぃー : 2005年6月15日 00:17

支配層と被支配層があるのは純然たる事実であるわけだし、僕もそれを否定しません。社会構造ってのはそういうモノですしね。「自然」がそういうシステムだから仕方がない。

国も自治体も公務員も自ら利益を生み出し、それを社会に還元しているわけではありません。国民から「公租」を取ってそれを運用しているのです。運用しているからには失敗したら責任取らなきゃ駄目ですよね?無くなっちゃいましたといって、許される問題じゃないですよね?
で、それらの行為は大概「公共のため」「文化支援」「福祉」という名目です。それらが悪いことだと思いませんが、やはりそこにつけ込むのは彼らの常套手段です。

そもそも利益を生まないからじゃあ、どうやって国の莫大な借金を抑えていくかというところから始めたのが、痛みのある構造改革じゃなかったんですかねえ?(信じちゃいませんが)。準国有(今は国有だが)の郵便局にメスが入るのが至極当然のことだと思いますが、「国民はどうでもいいから、アタシ達に痛みが回ってくるのは我慢できないわ」に見えてしまったのは僕だけなんでしょうか?

歌舞伎だろうが、落語だろうが、坊主だろうが、特別郵便局局長だろうが、その利権を守りたきゃ、自分の営業努力で守りゃいいと思うわけです。世襲は才能いりません。才能いらなくても出来るお仕事って事ですね、それらは。

やぱり、労せず集めたお金は無駄なことに使ってしまうモノです。労して手にしたお金も無駄に使うツーのに。

投稿者 ぷー : 2005年6月15日 13:12

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