1/48F-16XLその45 (2005年4月 9日)
せっかくWW(ワイルドウィーゼル)に仕上げるのなら、空軍機でECMポッドははずせまい、なら最新鋭のALQ-184を使いたい。しかし、記憶にある限りはこの電子ポッドはキット化されていないはず。
なので、自作です。
外見はALQ-119に似ています。ショートタイプとロングタイプがあり、ショートタイプは1/72の武器セットに入っていますが、それだとALQ-131と大きさが変わらないので面白くないと思い、ロングタイプに。
ALQ-119と幸い長さが一緒で尚かつ側面の空気取り入れ口(機器の冷却用でしょう)が前後逆になってる感じなので、部分ごとに分割し、再度接着しました。
後端は単純な円柱状なので、プラ棒で。
2段目は四角の断面形状が途中まであるのでALQ-119の最下段を切りとばして、下面に膨らませたい幅のプラ板を貼ってやり段差部分をアルテコを充填して埋めました。基準線が出るので四角断面が出しやすくなります。
この手のポッドは資料が少ないのが常ですが、いい資料があります。こないだ出たタミヤの1/32のF-16です。ずばりALQ-184のロングタイプが入っています。キットは買っていないのですが、こないだ岐阜コクピットの展示会に行ったとき、それを作っていた方がいまして、ECMポッドをはずして展示していました。これは神がALQ-184を作りなさいという啓示だと思い、知り合いに写真を撮ってもらいました。一番いい資料です。
米空軍はECMポッドを常用しています。対し、米海軍はほとんどこの手のポッドを使いません。米空軍は作戦にフレキシブル性を与えるために、ECM機器をなるたけ内蔵せずに作戦に応じたモノを機外に搭載する。米海軍はせまい航空甲板上の事を考え、出来るだけ機外搭載を避ける。その辺りの違いみたいです。
しかし、F-15辺りは内蔵で電子機器が充実していますからECMポッドの機外搭載は実戦機では見たことがありませんし(実はF-15の外翼部に「隠しパイロン取り付け部」があり、そこはECMポッド専用となっている。)、F-14やF/A-18などは偵察ポッドやターゲットポッドを外装しますから、最近のモノに関してはそうとも言えない場面があるのでしょうね。
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