教科書検定 (2005年4月 5日)

当然、尖閣諸島と竹島、南京大虐殺、従軍慰安婦の問題が筆頭に。
義務教育とはそもそも国が行うモノであり、国家の行くべき方向性を支える将来あるモノに国家を教えるモノである。検定教科書はそのマニュアルとなるモノで国家の指針を示していると言っても過言ではない。
当然、国家に不利になるモノや事柄は省略されるか、書かれても曖昧な表現をとることが多い。それはことさら日本に限ったことではなく、どの国家でもやっていることだ。

他の国の国家指針である教科書に文句をいってくるということは、すなわち内政干渉に値し、それは国際法で「基本的」に禁じられているはず。
間違った歴史と言うが、歴史は基本的に勝者の主観であるモノで(人類の歴史が戦争の歴史であるということをふまえて)敗者には必ず、被害者意識が生まれる。日本でも第二次大戦末期の一連の都市無差別爆撃を一方的被害者と取る傾向があり、これはそうでもしない限り、アイデンティティを保てないからにほかならない。これは中国や韓国でもそうである。
その事実をふまえ、自分の国で客観的歴史を教育しているのなら、言う権利もあるだろうが、そこにたきつけ自分の政府のふがいなさを他国の敵意に転嫁する方法はそれこそ、60年前に日本が行った方法であり、駄目になっていく国家が常套手段で取る方法で、(現在の米国がそうだ)同じ方法論を取っている中国、韓国は国家として信用ならない。個の人間は別問題ですけどね。

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Wrote by ぷー /コメント (5)

コメント

基本的にはきたさんの意見が大筋では正しいが、一番の問題はやはりこの国の憲法にあるのだと思います。

 井沢元彦さんの言うとうり、すべてはこの国の軍隊のあり方に問題があるワケで、尖閣諸島と竹島、南京大虐殺、従軍慰安婦の問題もすべてがここから派生してる問題だと思います。

 この軍隊の規定をあいまいにすることで、戦前も戦後も江戸時代から平安時代まで、無責任に軍事問題を他人事だとする「高貴な女性的発想」がこの日本に呪いのような呪縛をもたらし続けているのだと思います。そしてだからこその、困った時の
「女帝問題」なのだし、その対局に位置する「土井たか子」という存在の必然性なのだと思います。

投稿者 荻野社長 : 2005年4月 7日 00:59

さすがですね、社長。
・・・ってそれ、前回の仕事の時、聞きましたよ。(^^;
実は国家という思想は明治維新以前は無かったのではないかと思うんです。
江戸末期なって本気で経済的、軍事的侵略を試みようとする(蒙古の侵略行為があったけどあれは運良く神風が吹いた)国がやってきたモノだから、ものまねの得意な国民性としては欧米列強のやることを慌てて真似ました。それが大東亜戦争の惨めな敗北に繋がるわけで、ものまねはオリジナルに勝てないいい証拠ですね。
国家の規定が曖昧だとそれの自警団たる軍隊という存在も曖昧になります。その問題を今にまでひきずってんじゃないかと。
と、この辺も前回の仕事中に話してましたっけ?あれ?(^^;

憲法って国家の善たるところの最たる置き所で極めてデジタルなモノであるべきハズですが、日本国憲法は天皇の象徴という立ち位置からわかるように、極めてアナログでわかりにくいものになってます。どうでも受け取れると・・・言い換えればどっちでもごまかしがきくといういかにも日本人らしいフェミニズムを古代から継承した、とても米国が押しつけてきた新憲法とは思えない憲法に仕上げってますね。
第九条も制定からわずか5年後くらいであのざまです。当時の吉田首相は「第九条は自衛権すら放棄する」と明言していたのに。

投稿者 ぷー : 2005年4月 7日 05:20

そうそう、だから日本の戦後憲法は飛鳥時代の大宝律令から一歩も進歩しておらんとの井沢大先生の見解は正しい。
 だから、鎌倉幕府の御成敗式目の方がより憲法に近い性質のものらしいけど、あれは武士が作った武士のための法律だから、京のお公家さんによる朝廷政府は完璧に無視してたらしいね。
 この頃から日本には貴族と武士、二つの政府が二つの法律に従い治める、二重国家の形態を明治になるまで延々続けてたワケで、これって早い話が「とーちゃんとかーちゃん、どっちが偉いの?」との子供の質問に、
「二人は大人だからどっちも偉いの。・・・でも籍はまだ入れてないから、あんたはただの私生児よ」と言われてるような、極めて国民をバカにした、フェミニズム信奉者で無責任な親のようなやり方である。
 それが明治憲法や戦後憲法でどれだけ一本化できたかは疑問だが、とりあえず政府と自衛隊が「一つの憲法の下で正式な結婚をしない限り、国民はいつまでたっても立場の危うい私生児みたいな状態のまま」、だと思うよ。

投稿者 荻野社長 : 2005年4月 7日 14:53

社長、仕事に出る寸前にコメント書かれてもレスつけれません。
仕事中に地道に書かせていただきますわ。

投稿者 ぷー : 2005年4月 7日 15:00

とうちゃん、かあちゃん共に実は偉くないってちゃんと認めることでしょうね。偉くない情けない大人同士だからきちんと共同作業しなきゃって。下手に大人の振りしてるからお互いの墓穴を掘ってしまう。
しばらくは私生児はほっておかれそうです。その前に日本、なくなっちゃう?物理的日本消失より恐ろしか、です。

投稿者 ぷー : 2005年4月 8日 19:55

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