MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)

レベル 1/72

MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)前

MiG21は旧ソビエト連邦で開発されたマッハ2級の戦闘機です。ライセンス生産も含めると10000機以上の生産数、旧共産圏の戦闘機で、特有の条件下の生産数ですから単純に旧西側の戦闘機と比べても仕方がないのですが、凄い生産数です。
現在でも現役で活躍している戦闘機で、初期の開発型から最新のグラスコクピット化したモノまで含めると膨大なバリエーションがあり、これも息長い戦闘機としての証でしょう。

MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)後ろ

MiG21の中でも異色なモノにYe-8というのがあります。主翼、水平尾翼以外はほぼ再設計で、新型機と言っていいモノですがこの機体、カナード翼が付いています。そのカナード特性のデータを得るため、初期生産の機体を改造したのが、今回作ったYe-6T/3です。Ye-6TはMiG21F(初期生産型、F-13との違いは両側に30mm機関砲を装備していること、垂直尾翼面積が狭いこと、k-13ミサイルの運用が出来ないことの違いがある)の社内呼称、/3はその3号機です。Ye-6T/3は同時にK-13ミサイルの運用試験にも使われました。

MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)右から

レベルから2004年度に1/72のMiG21が発売されました。貴重なF-13のキット化で、尚かつ1/72では過剰すぎるディティールに結構、楽に作らせてもらえるかなと思ったのが罠でした。
予想外にパーツ同士の合いが悪いのと翼関係を含め縁が総じて分厚いこと、意味不明のディティールが入っていることなどです。それにわかりにくい組み立て説明書、細い部品に入るぶっといランナー、表面の状態が非常に掴みにくい銀の成形…。こんなに苦労するとは。

MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)カナード

F-13からF型に戻すために行った作業(垂直尾翼の小型化、右側機関砲の装備)以外でYe-6T/3にする作業はカナード翼です。しかし、手元にある写真は情報から見た写真と右から見た不鮮明な写真のみです。推測で形を出し、基部の部分も推測で作りました。塗装もよくわからなかったのですが、銀地と色が違うところがあること、国籍標識の赤と同じ色の帯があることで試験用の塗装がされていたのではないかと推測、そのように塗ってみました。

MiG21(Ye-6T/3) FISHBED(フィッシュベッド)上から

この写真が参考にした写真とほぼ同じ角度の写真です。K-13ミサイルは別の暗い色で塗られているのですが、何色か判断できなかったので実機に搭載される白で塗っておきました。

旧東側の戦闘機は実は初めて作りました。特に思想的なモノもないし旧東側の機体は結構好きなのですが、なぜか避けていましたね。同じマッハ2級の戦闘機でもアプローチの違いが機体の設計思想に如実に表れ、米軍機とは全く趣の違う機体に仕上がっているのが、キットを作っていてわかり面白かったです。機体を細く仕上げるためか、いろんなところが出っ張ったりしていて、このあたりの処理の仕方も違うんですよね。結果は同じ所を目指しているんですが。作ってみればF-5とほぼ同じ大きさ。面白いモノです。