FERRARI 288GTO(フェラーリ288GTO)

フジミ 1/24

フェラーリ288GTO前

フェラーリ288GTO後ろ

フェラーリ288GTO概要

今回はあまり妄想を掻き立てられて作ったものではないので、いつものつまらない妄想はなしで。
288GTOはディーノの次にフェラーリで好きなモデルです。308系なのだけど大げさに膨らんだ前後のオーバーフェンダーや初代GTOを彷彿させるダックテールや3連のスリット。なんたってなんたってレースに出るために少数生産されたのに結局レースで出れなかったっていう、なんかだめな試作機って感じがたまらないです。いつかはつくろうと思っていましたが、やっと手が出ました。

フェラーリ288GTOの製作

フェラーリ288GTOリア

フジミのエンスージアストシリーズで発売された288GTOです。ポルシェやディーノとストラトス、カウンタックシリーズなんかは何となく分かるのですが、この288GTOはバリエーションのモデルがあるわけでもなく、ほぼワンオフだから恐れ入ります。さすがにバブル絶頂期のキットだけあります。ちなみにこの頃のキットはとにかく部品を分割してパッケを空けた瞬間パーツの量の多さで購買者も妙なお得感を得てしまう、すなわちプラモ買うやつなんかランナー見て悦に浸るようなもんだから作ること前提になんて考えなくていいんだよ的な、客もいかにパーツを詰め込んでくるかがメーカーの意地でしょ?的にお互いの妙なところでの一体感が当時のハセガワ、フジミのF-14やF-4のバリエーションなんかに見て取れるわけで。作らない立体パズルのピースを眺め思考に耽るという贅沢。今にして思えばやはりこれもバブルの狂乱であったのでしょう。残滓は未だそれらのキットで拝めるわけです。あ、アジアの新興メーカーのキットでも今まさにその傾向がありますな。
で、288GTOそのパーツの多さと各所にあるルーバーの処理にパーツを見るたびに断念していたのですが、ディーノのヘッドライトにあるウエルドラインをどうにかするよりはこっちの方がマシだと手を付けました。まあ、思ってた以上に大変でした。まさに立体パズル。エンジンブロック、トランスミッション、ギアボックス、ターボチャージャーからラジエター、エアインテイクまで全てバラバラ。これを狂いなくボディーとシャーシに収めないとそもそも288GTOが拝めないのです。仮組みもママらない大変さ。マスキングゾルを接着剤代わりに何度も仮組みをして、しまいにそのマスキングゾルが組み立ての邪魔をするという凶悪さです。
ちなみにエンスーモデルと謳っていますが、キットに含まれていないところの部品も多くそれらは自作せねばなりません。この辺自作せよってのがエンスーってことですか?全然熱くならなかったのですけど。エンジン周りに無駄な部品が多い割にってこともありますが、ヘッドライトの隔壁くらいは用意してもらいたかったです。
組み立て始めて気付いた各透明パーツにあるウエルドライン。これ、ディーノよりも醜くかったのでした。どうせ消せないので放っておきましたが、これはフジミ側の透明パーツ注型時の温度管理の甘さです。車のキットでこれをやらかすのは正直、模型メーカーとしていただけないし、そことなしにフジミというメーカーに2流3流感があるのはこのへんだと思います。しっかりして欲しいですね。

フェラーリ288GTOエンジンルーム

エンジンはこのキットの見せ場ですが、最大の難関でもあります。バラバラにされた部品を組み立てるだけでも一苦労。プラグ部が各個にバラバラに分かれているのには閉口しました。エアインテークからエンジン、インタークーラー、エキゾーストへの一連の流れを繋ぐパイプ部分もバラバラで相当な仮組みが必要。それでもエアインテークからインタークーラへの接続部までの寸法が片側だけ足りなくなってしまいました。もともと足りなかったのか、ちっちゃなズレが溜まりに溜まってそうなったのかは不明。それでもなんとか形になりました。
つっかえ棒は作る余裕がありませんでした。

フェラーリ288GTOフロントトランクルーム

スペアタイヤの収納部、この工作はやる必要はないと思うのですがキットの状態だとなんですし、密度を上げるために工作しました。それなりの結果が出ましたが、若干妥協したし、もうちょっと何とかしたかった部分もあります。

フェラーリ288GTO正面

写真にすると粗はどっかにいってしまいますね。不満なところはいっぱい残りましたが、なんとか形にしたということで。形になれば若干腰高なところが気になるだけでとりあえずは満足です。ディーノはもっと進歩したいですな。詳しくは「1/24288GTO製作現場」にて。

フェラーリ288GTOの製作を終えて

フェラーリ288GTO&512BB

まあ、それでも512の時はドノーマルに作ったのから比べればえらい進歩です。こうやって並べるだけでも、わかりますね。え、わからない?ほら、ワイパーとか細くなっているし、ラジエターのスリットあたりもスリムになっているじゃないですか。ああ、エッチングパーツのおかげですけども、これはこれで組み込むにはそれなりの努力がいるんですよと。見せ場として多いのは圧倒的に288なので。
ああ、やっぱりかっこいいな。