F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)

ハセガワ 1/72

F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)前

F-15S/MTD概要

F-15S/MTDは米空軍などが短距離離陸と空中戦機動力向上の為、80年代に試験を行ったF-15の改造型でSTOLand Maneuver Technology Demostrator(短距離離着陸及び機動技術試験機)です。アジャイル・イーグル計画とも呼ばれていました。

F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)後ろ

TF-15(F-15B)を元に2次元TV/TRノズル、大型カナード翼(F/A-18の物を流用)の追加、コクピットレイアウトをF-15Eに準じた物に、操縦系統を4系統フライ・バイ・ワイヤに換装、ノズル・アクチュエータ用の油圧系を新設、着陸装置交換、バックアップ電源追加、主翼外板材質の変更等の改造をしています。これらによってかなりのSTOL能力、空中機動力のアップになったそうです。
現在、この機体はNASAに移管され、F-15ACTIVEとして3次元ノズルのテストベッド機に使われています。

F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)2次元ノズルその1 F-15S/MTD2次元ノズルその2

F-15S/MTDの製作

F-15S/MTDは当然、キット化されていません。ですのでハセガワのF-15Dからの改造しました。
詳しくは制作記「製作中のF-15S/MTD」を見てもらえればわかりますが、最大の難関かつ、見せ場がこの2次元ノズルです。アップの写真が1枚、モックアップの写真が1枚だけのという厳しい状態で作りました。長さや形状のとらえ方をちょっと間違えましたが、許してください。
ヒダ上のディティールはココも可動して着陸時に逆噴射に使うみたいです。

F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)カナード付近

後はカナードです。2次元ノズルと共にF-15S/MTDの特徴です。取り付け部分に改造が施してあり、この部分も資料が少なく苦労しました。
全体はF-15Bの初期型(前期試験型)なのでエアブレーキや各所の小パーツなどが量産型と違います。一通り直しておきましたが、背中は真っ平らが正解みたいですね。
今回の機体はアルプスのプリンタとドロー系ソフトがなければ実現し得ませんでした。手書きが出来ない僕にとってはデカールに頼るしかないからです。エアブラシと共に製作の幅を広げてくれるツールとして、対費用効果は「ちゃんと利用すれば」非常に高いです。ちゃんと理解し使わないと宝の持ち腐れ。
デカールデータはネットから拾ってきたモノを元にして版下しています。

F-15S/MTD AGILE EAGLE(アジャイル・イーグル)前方より

F-15S/MTDの製作を終えて

この機体大きさと面積の広さと派手な色合いで僕の家にある完成品の中では一番目立っています。なんかアニメに出てきそうなディティールですしね。あ、出てますね。劇場版パトレイバー2に。(ちょっち、形が違いますが。)ゲームでもナムコのエースコンバットシリーズの常連です。エスコンの方はACTIVEになってることもありますが。
でも、そんな感じのちょっと嘘くさい過剰な形状が僕は好きです。

おかげさまで、JMC2003のシニアクラス改造部門でマスターズ賞を戴きました。