A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)

アカデミー 1/72

A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)前

ベトナム戦争は当初、米軍が予定(?)していた核攻撃やヨーロッパ方面における大規模な全面戦争とは異なる、ゲリラ制圧の戦いとなりました。米空軍のセンチュリーシリーズなどはそういう局地戦に不向きなことが露呈したのですが、ある戦力を使わなければならないのが戦争ですから、F-100、F-105を仕方なく使っていたのです。F-102やF-104は当然、使い勝手が非常に悪いモノでした。

A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)後ろ

そして、FAC任務や(前線空中管制)CAS任務(近接航空支援)でも支障が出ました。センチュリーシリーズなどの当時の米空軍主力航空機は低速低空で滞空時間の長い任務は不得意で、O-1やO-2はあまりにも貧弱、米海軍のA-1を使用しなければならないほどでした。
そこで開発したのがT-37という傑作練習機を改良強化したA-37です。機体構造は同等ながらパワーアップしたエンジン、大幅に増えた兵装パイロン、機首に機銃、滞空時間を増やせる空中給油装置、驚異的なSTOL性能そして、低価格とベトナム戦争のために生まれてきたようなモノでした。当然、FAC/CAS任務には絶大な効果を現し、米空軍ではOA-10に代わるまで活躍しました。
また、COIN(対暴徒制圧)機として、南米諸国などで使われました。

A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)コクピット周り

ドラゴンフライです。アカデミーのキットで、かな~り出来がよいです。ストレートでも問題ないと思います。ボクは、たまたま資料とエッチングパーツを買っていたので、いろいろいじってしまいましたが。最近のハセガワはこのような機体を開発するのはまず、不可能なのでアカデミーやトラペには頑張って欲しいモノです。

A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)裏

ちょっとくどいくらいのモールドや表現がありますが、それはこの機体には似合うのでそのまんま。むしろドライブラシが引っかかりやすいので良いでしょう。ちと嘘っぽいくらい、くどい塗装表現にしてみました。
兵装はとにかくぶら下げました。この手の機体はフル装備が似合うから。いや、ベト戦迷彩はフル装備が似合います。泥臭い、血なまぐさいくらいな…。

A-37B DRAGONFLY(ドラゴンフライ)正面

正面です。いかに平べったい航空機かわかります。珍しい並列復座で元は練習機なので兵装をつける為のクリアランスは考えていなかったのでしょう。低い位置に空気取り入れ口が付いているせいか、異物防止スクリーンが装備されますし。