九四式軽装甲車(TK)

ファインモールド 1/35

九四式軽装甲車(TK)前

九四式軽装甲車概要

第一次世界大戦後、戦車の有用性を認めながらも各国の財政難から軍縮が始まり、それでも装備したいという欲求から「豆戦車」という発想が生まれました。安くて、尚かつ有効な装甲車両・・・数を装備できる・・・というところに各国(特に大きな国庫を持ち得ない、いわゆる小国)は期待をかけ、豆戦車を装備していったのでした。
日本も例外ではなく、日本初国産戦車、八九式中戦車を装備して間もない頃で装甲を持つ補助車両をどうしても手に入れたい時期でした。そこで「特殊牽引車」という車両を作ることになりました。
豆戦車が欲しいのになぜに特殊牽引車?砲塔を持ついわゆる「戦車」は当時の大財閥である三菱が作るという暗黙の了解があったため、東京瓦斯電気工業(今の日野自動車。航研機も作りました。)で試作され、製造された本車はTK(特殊牽引の略)車呼ばれたのです。しかし、軍に採用されるときに「支援装甲車両、豆戦車的性格が強い」ということで、めでたく「九四式軽装甲車」という名称になりました。

九四式軽装甲車(TK)右後ろ

武装として、6.5mm九一式車載軽機関銃を一門装備しますが、これは三八式歩兵銃の弾を使うモノで、装甲車としては貧弱なモノであり、歩兵への火力支援も物足りないですが、日中戦争(日華事変とか、支那事変とかともいう)の序盤では敵方にさして九四式軽装甲車の敵となるモノもなく、その機動力をいかし、戦車ばりの活躍をしたのでした。
太平洋戦争(大東亜戦争とかともいう)を通じて使われましたが、後継車を戦争という非常時に量産し得ない国は戦争を仕掛けるべきじゃありません。

九四式軽装甲車(TK)左後ろ

ファインモールドの九四式軽装甲車

ファインモールドの九四式軽装甲車を作りました。
当然の如く、出来が良く戦車が専門(?)じゃない僕には、いじるところが見あたりません。パーツもちゃんとフィットし、砲塔とマフラー以外は接着面を成型する必要もないですから、ストレートを決め込めば、相当早く塗装に入れますね。エッチングパーツも全然苦労せずに組み込むことが出来ます。エッチングパーツのせいで高度な技術が必要になるキットって意味ないと思いますから。使えないパーツはない方がマシです。

九四式軽装甲車(TK)・独立軽装甲車第2中隊 第4小隊長車

九四式軽装甲車の製作

いじったところは機関銃の砲口に穴を開けたのと、前照灯にWAVEのクリアーパーツをしこんだくらいです。後はご覧の通り、無改造。無改造でも生えますね。元のキットの出来のおかげです。
迷彩塗装は練り消しでマスキングしたモノです。練り消しマスキングは初めてやりましたが、結構上手くいくので次は飛行機でぼかし迷彩に応用してみようかと思います。実際の作業はこちら「1/35九四式軽装甲車製作現場」で。
1/72クラスの小さめの飛行機だとフリーハンドで吹くと、少し無理があるんですよね、迷彩塗装。

九四式軽装甲車(TK)と90式戦車

九四式軽装甲車の大きさ

九四式軽装甲車、戦車じゃないんですが、いかに小さいかということで90式戦車と並べてみました。九四式軽装甲車が現代の軽自動車並みなので、単純に90式戦車がでかいだけなのかもしれませんが、なんにしろ小さいです。
でも、小さいっていいですね~。